退職代行のメリット・デメリットが知りたい!
こんな悩みを解決します。
この記事を読むと分かること。
- 退職代行のメリット・デメリット
- 退職代行のデメリットの対策
退職代行を使ってみたいけれど、なんだか不安で決断できない人は多いです。
不安を感じる理由は、退職代行でわからないことが多いから。
人は、「わからないこと」に不安を感じてしまうものなんです。
そこで今回、退職代行の「良い面・悪い面のすべて」を1記事にまとめました。
特に、デメリットは細かいことまで書きました。
退職代行を知れば「漠然とした不安」を減らせます。
退職代行を知った上で「退職代行を利用するか」「自力退職の道を選ぶのか」決断しましょう。
この記事が、今の辛い状況を抜け出す一歩になれば嬉しく思います。
退職代行を利用するメリット・デメリットは以下の通り。
退職代行のデメリット
まずはデメリットから。対策もセットで解説しますね。
- お金がかかる
- 会社で悪い噂をされる
- 悪質な業者に依頼するとトラブルに巻き込まれる
- 会社から連絡が来る可能性がゼロではない
- ボーナスが減る恐れがある
- 繋がりのある会社に再就職しづらい
- お世話になった人に直接挨拶できない
それぞれ解説します。
お金がかかる
退職代行の相場は2~3万円、弁護士は5~20万円程度。
退職代行には大きく3種類あり、料金相場と業務範囲は以下の通り。
退職代行種類 | 民間企業 | 労働組合 | 弁護士法人 |
---|---|---|---|
料金相場 | 1~5万円 | 2~3万円 | 5~20万 |
会社への代行連絡 | 〇 | 〇 | 〇 |
会社との交渉 | 交渉すると違法 | 〇 | 〇 |
裁判での代理人 | × | × | 〇 |
おススメ度 | トラブルリスク高 | バランス良い | 安心したい人向け |
当サイトでは「労働組合」か「弁護士法人」の利用をおススメしています。
退職代行の費用は小さい金額ではないので、負担に感じる人も多いと思います。
「会社と直接やり取りせず辞められる安心感」と「退職代行の費用負担」
どちらのメリットが大きいか、一度じっくり考えてみましょう。
ちゃんとした退職代行を利用すれば、有給全消化できます。
会社で悪い噂をされる
退職代行に否定的な人は、一定数いる。
どうしても退職代行を使ったことは、職場に知られてしまいます。
中には、退職代行を使ったことを批判する人もいるでしょう。
ものごとに賛成・反対があるのは当然。
そのため、悪い噂をされるのは避けられません。
ほとんどの人は、退職が決まった後は連絡先をブロックしています。
ブロックしてしまえば、無関係な人が知らないところで悪口を言っているだけ。
それでも気になって辛いです。
確かに、気にするなという方が無理な話かもしれません。
でも、辞めた人の噂話なんて1か月もすればなくなります。
いない人の噂話は、時間と共に飽きてくるからですね。
つらいけど、少し辛抱です。
悪質な業者に依頼するとトラブルに巻き込まれる
他業種からの新規参入も多く、質の悪い退職代行もいる。
ここ数年で利用が増え、注目が集まっている退職代行。
そのため、他業種から新規参入する業者も多いです。
未経験者が参入するので、サービスの質がばらついて当然。
以下の特徴の退職代行は、リスクが高いので要注意。
- 個人が請け負っている(SNSなどで利用者を募集)
- 会社のホームページが存在しない
- 設立からの期間が短い(2年未満は注意)
- 異常に安い(2-3万円が相場。1万円以下は危険)
安さや限定などの消費者心理をくすぐる広告には気をつけましょう。
実は、トラブルは特定の数社に偏っているんです。
リスクの高い業者を避ければ、安心して退職できます。
会社から連絡が来る可能性がゼロではない
退職代行利用後に、会社から本人に電話が入る事例がある。
退職代行から会社側に「連絡禁止」を伝えてもらうことは可能です。
しかし中には、無視して連絡してくる会社もあります。
一番嫌だよ。
実は、このようなトラブルに対する抑止力は、退職代行の種類によって異なります。
理由は、退職代行の種類によって、持っている権利が違うから。
退職代行の種類 | 民間業者 | 労働組合 | 弁護士法人 |
代表的な会社 | ニコイチ | 退職代行ガーディアン | 弁護士法人みやび |
社会的な信用 | 微妙 | 信用あり | 信用あり |
会社への通告 | 注意喚起 | web街宣活動を示唆して牽制 | 刑法抵触を示唆して牽制 |
まず、社会的な信用による影響力が抑止力となります。
当然、労働組合や弁護士から連絡がくれば「しっかり対応しなければ」となりますよね。
さらに、労働組合と弁護士には、労働者に不利益があった場合に行使できる「権利」がある。
そのため、通告を守らないことは会社・上司の不利益につながるため、強い抑止になります。
自分に不利益があることは、やらないですからね。
必ず労働組合か弁護士を選びましょう。
別記事「退職代行は親にバレる危険性は?|対策を徹底解説」でも詳しく解説しています。
ボーナスが減る恐れがある
ボーナス受給前に退職代行を利用すると、減額 or もらえない。
基本的に、ボーナスをもらう前に退職を願い出るのは、おススメできません。
退職予定者のボーナス減額は、下記の通り認められているからですね。
- 会社には、ボーナスの支給義務はない
- ボーナスは就業規則に従い支払われる
ボーナスなしは、絶対いや
一般的に、退職予定者のボーナスは、2割減と言われています。
退職代行の決行日を、ボーナス翌日にするものアリ。
会社には申し訳ないけれど、ボーナス翌日の退職は世間的にも多いです。
ただ、ボーナスにこだわりすぎて、心身を壊しては元も子もありません。
どうしてもタイミングを決められない人は、退職代行にボーナスがどうなりそう相談するのもいいでしょう。
LINE相談は無料でできます。
\1999年設立の労働組合が運営/
/不安なことは確認したら安心できるよ\
ボーナスが減るリスクを詳しく知りたい人は、別記事「ボーナス支給日のあとに退職代行を利用すべし」を参考にしてください。
繋がりのある会社に再就職しづらい
仕事をする上での世間話として、関係のある会社に情報が漏れることがある。
転職先に退職代行の利用がバレることは、ほとんどありません。
そもそも個人情報なので、本当は他言NG。
でも、以下のケースで稀にバレることがあるので要注意。
- 会社間のつながり
- SNS調査
- 面接
つながりのある会社への転職は、残念ながら避けた方がいいでしょう。
転職時はもちろんですが、転職後にバレても面倒です。
また、退職代行を利用したことは、自分だけの秘密にするのがいいです。
面接で言う義務もありませんし、友達に話さなくてもOK。
お世話になった人に直接挨拶できない
退職代行利用後は、即日から会社に行かなくなる。
退職代行を使って辞めるメリットは、嫌な人とやり取りせず退職できること。
反面、お世話になった人へお礼も言えずに辞めるのが、心残りという人もいるでしょう。
お礼だけは、どうしてもしたい。
ほとんどの人は、会社に連絡していません。
でも中には、退職届と一緒に手紙をつけたり、退職代行経由でお礼を伝えてもらう人もいらっしゃいます。
個人的な意見ですが、感謝の気持ちは普段の振る舞いで伝わっているはず。
以上が、退職代行のデメリットになります。
もちろん、退職代行にはメリットもたくさんあります。
次で解説します。
退職代行のメリット
- 辛い状況を打開できる
- 確実に退職できる
- 即日で会社に行かずに済む
- 会社と直接やりとり不要
- 退職手続きのフォローあり
- 有給休暇を全消化できる
- 時間・お金・メンタルすべて得
- 転職サービスあり
それぞれ解説します。
辛い状況を打開できる
退職代行は、自力退職よりもハードルが低い。
仕事が辛くてメンタルがズタボロな上、上司が高圧的で退職を言い出せない。
働き続けるのも無理だけど、辞めることもできないと悩む人は多いです。
身動きが取れずに、メンタルを壊す人もいます。
退職代行に相談すれば、辛い状況を抜け出せます。
もちろん、退職代行に依頼するのも勇気がいること。
でも、自力退職よりは、ハードルを低く感じられるでしょう。
LINE相談は無料なので、一度相談してみると安心しますよ。
\1999年設立の労働組合が運営/
/不安なことは確認したら安心できるよ\
確実に退職できる
退職は、民法で認められた労働者の権利なので、会社は拒否できない。
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
引用:民法628条
でも、うちの会社でスムーズに辞めれた人を見たことないけど…
確かに現実には、すんなり辞められない会社も多いです。
過度な引き留めはNGですが、法律に詳しくないので強く否定できないですよね。
でも退職代行なら、法律に基づき強い姿勢で対応できるので、確実に退職が可能。
まともな味方ができるのは、心理的なメリットが大きいです。
私は、退職代行の相談を多く受けていますが、退職できなかった事例は一度も見たコトがありません。
退職できるか不安に思う人もいますが、そこは安心してほしいです。
即日で会社に行かずに済む
退職代行は「依頼して即日から2週間は、欠勤or有休消化、その後退職」が基本の流れ。
退職代行を利用すると、実質的に即日で会社に行かなくて済みます。
でも、就業規則では退職は1ヶ月前までに申し出るように記載があって…
就業規則よりも上位にある民法で「会社への退職の申し出は2週間前まで」と定められているので、退職可能です。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元:民法|e-Gov法令検索
でも有給が2週間分残っていなかったら、ダメでしょ?
有給がなくても、欠勤で対応できるので問題ありません。
会社と直接やりとり不要
退職代行がすべての仲介をしてくれるので、精神的な負担が減る。
退職代行が受け止めてくれるので、嫌な上司に怒られることもありません。
以下のやり取りも、会社の人と合わずに済みます。
- 業務の引継ぎ:退職代行経由
- 貸与物の返却:郵送
- 会社に残した私物:郵送
- 書類のやり取り:郵送
退職手続きのフォローあり
退職代行の指示に従えば退職できる。
退職すると言っても、退職届を出して終わりではありません。
会社から色んな書類を受け取ったり、会社に申請するものもあります。
メンタルが弱っている中で、あれこれ考えるのは辛いです。
意外と大きいメリットです。
有給休暇を全消化してから退職できる
有給休暇をきっちり消化できる。
自力退職では、心身ともに疲弊して、有給をあきらめる人も多いです。
でも退職代行では、有給休暇を全消化して退職が可能。
退職代行が間に入るため、会社側の顔色を伺う必要は一切ありません。
時間・お金・メンタルトータルで得
心身の負担・お金・時間の全てにおいて、コスパがいい。
ここでは、退職代行を利用した退職と、自力退職を表で比較しました。
退職代行を利用した退職 | 自力での退職 | |
時間 | 有休消化期間を入手 | 退職が受理されるまで勤務 |
お金 | 有給を入手 | 有給を捨てるかも |
メンタル | 会社と直接やり取り無し | 上司との闘い |
総合評価 | トータルでコスパがいい | 無理をしすぎると心身を壊す |
もちろん、退職代行を利用する不安・罪悪感はあるでしょう。
でも、時間・お金・メンタルすべてで得になることが多いです。
転職サービスあり
退職後すぐに転職活動もできる。
ほとんどの退職代行は、転職サポート会社と提携しています。
すぐ転職活動をしたい人は、利用するのもよいでしょう。
もちろん、利用するかどうかは自分で選べます。
まとめ
退職代行を利用するメリット・デメリットは以下の通り。
退職代行には、多少なりともデメリットはあります。
でも大事なことは、それを正しく知って、対策を打つこと。
辛いまま働き続けて、人生やメンタルを消耗するのは大きなリスクです。
手遅れになる前に、LINEの無料相談だけでもしてみてください。
相談後に、利用せず断るのもOK。
勇気を持って行動すれば、必ず状況は変わっていきますよ。
\1999年設立の労働組合が運営/
/不安なことは確認したら安心できるよ\
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