退職後の手続きは、説明が難しくて挫折する人が多いです。
退職代行モームリで辞めた私が記事作成に協力!当事者の目線から、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 退職後に必要な事務手続き
- 退職代行で辞めた後の心境
私が実際に手続きしたときの話もするので、イメージしやすいと思います。
別の人のyoutube動画ですが、手続きの概要が分かるのでおススメ。
退職代行で辞めた後の事務手続き
以下の表で「申請期限」「場所」「持ち物」をチェックして、申請先に電話or直接行けば何とかなります。
必要な手続き | 申請期限 | 場所 | 持ち物 |
---|---|---|---|
① | 健康保険の切替退職日から14日以内 | 市役所 | 健康保険資格喪失証明書 本人確認書類 マイナンバーカードor通知カード |
② | 国民年金の切替退職日から14日以内 | 市役所 | 厚生年金資格喪失証明書 本人確認書類 年金手帳 |
③ | 確定申告2月16日~3月15日の間 (退職日翌年の1月1日から5年以内) | 管轄の税務署 | ※持ち物が人よって違う 税務署に問い合わせるのが確実 |
④ | 住民税の納付送付される住民税の納付書に記載 | 納付表が来たら、 コンビニ支払い | 納付表 |
⑤ | 失業手当金2年の時効の期間内 | ハローワーク | ※持ち物が多いので、 リンク先で確認しましょう |
ここから、それぞれの手続きを解説しますが「こんな手続きがあるのね」くらいの理解でOK。
申請先に直接相談するのが一番ラク。
もし電話が苦手な人は、申請先に行って相談しましょう。
必要な事務手続きと、実際に私がやった手続きを順に説明します。
①健康保険の切り替え
申請期限 | 退職日から14日以内 |
申請場所 | お住いの市役所 |
持ち物 | 健康保険資格喪失証明書 本人確認書類 マイナンバーカードor通知カード |
参考になるWEBサイト | 『社会保険から国民健康保険への切り替え手続きについて』 |
私の実体験を紹介しますね。
健康保険資格喪失証明書が届いたのは、退職日から2週間後。
ギリギリになってしまいました。
月末に病院の予約が入っていたので、ドキドキしながら待ってました。
保険証がないのに受診となったら、病院に一度相談しましょう。申請が必要になりますが、後日病院に保険証を持っていけば、保険料の差額を返金してもらえます。
書類が間に合わない場合は、市役所に相談するつもりでした。
書類が届いた日に市役所へ。
その場で保険証と、保険料の納付書をもらいました。
②国民年金の切り替え
申請期限 | 退職日から14日以内 |
場所 | お住いの市役所 |
持ち物 | 厚生年金資格喪失証明書 本人確認書類 年金手帳 |
参考にしたWEBサイト | 『社会保険から国民健康保険への切り替え手続きについて』 |
「厚生年金資格喪失証明書」は、退職後に会社から郵送されます。
私の実体験を紹介しますね。
健康保険の切り替えと、同じタイミングで手続きしました。
申請書にマイナンバーの記入欄があったため、マイナンバーカードを持参。
マイナンバーカードがなければ、免許証など顔写真付きの本人確認証でも、手続き可能とのこと。
ちなみに私の時は、「厚生年金資格喪失証明書・年金手帳」なかったですけど、「健康保険資格喪失証明書」で代用されて申請できました。
国民年金の納付書は、手続きから2カ月程で自宅に郵送されます。
③所得税の確定申告
確定申告が必要か、下の表で確認しましょう。
前の会社で年末調整済み | 前の会社で年末調整未了 | |
---|---|---|
辞めた年内に再就職している | 確定申告不要 | 確定申告不要 |
辞めた年内に再就職せず | 確定申告不要 | 確定申告必要 |
私の実体験を紹介しますね。
会社で年末調整をしていたので、確定申告はしていません。
④住民税の納付手続き
申請期限 | 住民税の納付書に記載 |
場所 | 納付書が来たらコンビニ払い |
持ち物 | 納付表 |
参考になるWEBサイト | 『退職後の住民税の支払いはどうなる?』 |
基本は、納付書が来たらコンビニで支払えばOK。
私の実体験を紹介しますね。
元職場では、特別徴収(給与から天引き)で納めていました。
転職先は未定だったため、普通徴収(自分でコンビニで納付)へ切り替えに。
切り替え手続きは会社が行うので、私の方では特に手続きを行っていません。
⑤失業手当金の申請
申請期限 | 2年の時効の期間内 |
場所 | ハローワーク |
参考になるWEBサイト | 『雇用保険の失業手当(失業保険)を受ける条件と手続き』 |
自己都合による退職の場合、手当金の支給まで2カ月以上かかる
失業手当金は、申請から振り込まれるまで期間が空きます。
早めの申請が良いでしょう。
自己都合による退職の場合、待期期間後に2カ月経ってから支給されます。
失業手当金の申請は、持ち物が多くあります。
持ち物リストは以下の通り。
私の実体験を紹介しますね。
今回、失業手当金の申請はしませんでした。
理由は、受給までの期間が長いのと、ハローワークで求職活動をする気がないから。
自己都合での退職だったため、待期期間(認定されるまでの期間)のあと、支給まで2カ月待たないといけませんでした。
それに、ハローワークで求職活動をしないと、手当が支給されないんです。
求職活動と言えば、ハローワークで定期的に求人検索をしたり、相談員と面談したり。
貯金が少しあり、他に収入源もあったため、今回は申請なし。
退職後の手続きは、正直面倒でした。
必要な書類を調べたり、手続きするために出向いたり。
手続きの数としては、それほど多くありませんが。
ただ、保険料などは延滞金のリスクもあるので、早めの対応が良いかと思います。
次に、「退職代行で辞めて後悔したか」をお話します。
退職代行で辞めて後悔したか?
無事に退職出来て、本当に良かったです。
退職代行を利用したことに、後悔はありません。
世間一般では、退職代行を利用することに、否定的な方が多いでしょう。
それはよく知っています・・・。
ただ、「本当に辛い時に、ひとりじゃない」ことが、支えになったんですよね。
自分勝手な意見になってしまいますが、自分の人生ですから。
退職代行で辞めてから、時間が経ってどう思ったのか。
辞めたあとの心境を書いていこうと思います。
退職代行で辞めたそのあとの心境
退職代行で辞めた直後は、安心感と開放感でいっぱいでした。
もう会社の人たちと関わらなくていいんだ、と。
時間が経過していくにつれ、「自分はもう辞めたんだ」と、より実感が湧いてきました。
今は、新しい仕事をゆっくり探しているところです。
退職代行で辞めたことは後悔していません。
でも、次は続けられるところを見つけたいな、と思ってます。
まとめ
以下の表で「申請期限」「場所」「持ち物」をチェックして、申請先に電話or直接行けば何とかなります。
必要な手続き | 申請期限 | 場所 | 持ち物 |
---|---|---|---|
① | 健康保険の切替退職日から14日以内 | 市役所 | 健康保険資格喪失証明書 本人確認書類 マイナンバーカードor通知カード |
② | 国民年金の切替退職日から14日以内 | 市役所 | 厚生年金資格喪失証明書 本人確認書類 年金手帳 |
③ | 確定申告2月16日~3月15日の間 (退職日翌年の1月1日から5年以内) | 管轄の税務署 | ※持ち物が人よって違う 税務署に問い合わせるのが確実 |
④ | 住民税の納付送付される住民税の納付書に記載 | 納付表が来たら、 コンビニ支払い | 納付表 |
⑤ | 失業手当金2年の時効の期間内 | ハローワーク | ※持ち物が多いので、 リンク先で確認しましょう |
この記事の監修者 森山 拓 (@kaisyakiraiyo)
退職代行・傷病手当金について詳しい
メンタル疾患(適応障害)でサラリーマンを離脱
退職代行業者に忖度(そんたく)せず、正確な情報発信を心がけています。
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